YouTube 広告の出し方は、Google 広告で動画キャンペーンを作り、目標、予算と入札、ターゲット、広告を順に設定するのが基本です。費用は決まった定価ではなく、自分で決めた予算の中で、広告の種類ごとに決まった条件を満たしたときに料金が発生します(2026年10月時点の Google 広告ヘルプ)。
「YouTube に広告を出したいけれど、いくらかかるのか分からない」というのは、小さな会社が最初につまずくところです。2026年10月に確認した Google 広告の公式ヘルプをもとに、出し方の流れと、費用がどう決まるかを整理します。具体的な単価は業種や目標で変わるので、ここでは仕組みに絞ります。
動画キャンペーンを作る5つのステップ
- キャンペーンの目標を選びます。
- 予算の使い方を指定します。
- 広告を見せたいユーザーにターゲットを絞ります。
- 広告を広告グループにまとめます。
- 広告を作成します。
目標は「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」「YouTube のリーチ、視聴回数、エンゲージメント」の4つから選びます。目標によって選べるキャンペーンのサブタイプが変わり、サブタイプによって使える広告の種類が決まります。決めかねているときは「ガイダンスなしでキャンペーンを作成」も選べます。
最初に必要なこと
広告に使う動画は、YouTube 上にアップロードされている必要があります。公式ヘルプによると、動画広告そのものは YouTube だけでなく Google 動画パートナーのサイトやアプリにも表示されますが、動画のホスト先は YouTube です。まだ動画を上げていない場合は YouTube に動画を投稿する方法 から始めてください。自社のチャンネルがなければ、YouTube チャンネルの作り方 も参考になります。
オークションと純広告の違い
| 購入方法 | 仕組み |
|---|---|
| オークション | Google 広告のオークションで入札して、コスト効率のよい広告を買う |
| 純広告 | 固定の CPM(1,000回表示あたりの単価)で、目標の表示回数を買う |
| YouTube 広告の料金はどこで確認できますか? | Google 広告の左側のメニューにある「料金」タブで、過去の支払いや次回の後払い日、利用できる残高などを確認できます。 |
純広告には YouTube Select Lineups やマストヘッドも含まれます。マストヘッドは YouTube の目立つ場所に出る広告で、CPM のマストヘッドは Google の担当者のサポートを受けて開始します。小さく試したいなら、まずはオークションから始めるのが一般的な流れです。
広告の種類と長さ
| 広告の種類 | 長さ | スキップ |
|---|---|---|
| スキップ可能なインストリーム広告 | 7秒以上 | 再生から5秒たつとスキップできる |
| スキップ不可のインストリーム広告 | 最長30秒(純広告の設定画面) | できない |
| バンパー広告 | 6秒 | できない |
| YouTube ショート広告 | 5秒以上 | いつでもスキップできる |
| インフィード動画広告 | 長さの上限なし | サムネイルとテキストで表示し、クリックで再生 |
インフィード動画広告は、YouTube の関連動画の横、検索結果、モバイルのトップページなど、ユーザーが動画を探す場所に出ます。ほかに、コネクテッド テレビで動画を一時停止したときに出る「一時停止時の広告」もあります。
料金が発生する条件
費用を考えるうえで一番大事なのがここです。Google 広告の公式ヘルプによると、料金が発生する条件は広告の種類と入札方法で違います。
- スキップ可能なインストリーム広告(広告視聴単価制): 広告を30秒間見たとき(30秒未満の広告なら最後まで見たとき)か、30秒になる前に広告を操作したとき。
- スキップ不可のインストリーム広告: 目標インプレッション単価制で、表示回数に基づいて課金。
- インフィード動画広告(動画視聴キャンペーン): 広告をクリックして動画を見たときか、自動再生の動画を10秒以上見たとき。
- YouTube ショート広告: 1回のインプレッション、TrueView 視聴回数、エンゲージメントに対して料金が発生。
スキップ可能な広告では、すぐにスキップされたら料金がかからない、という点が小さな会社にとっての大きな利点です。なお、2025年10月から Google 広告の指標「視聴回数」は「TrueView 視聴回数」という名前に変わりましたが、支払い方法や計測方法は変わっていません。
費用の管理と支払い
使った金額は、Google 広告の左側のメニューにある「料金」タブで確認できます。公式ヘルプによると、ここでは過去の支払い、次回の後払い日、利用できる残高などを確認でき、支払い方法の追加や変更も「設定」から行えます。前払いの場合は「予算を追加」、後払いの場合は「任意の支払いを行う」から支払います。
自分のチャンネルで広告収入を得る側の仕組みは YouTube 収益はいくら? で解説しています。出す側と受け取る側の両方を知っておくと、作る広告が変わります。
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目標と入札戦略の組み合わせ
| キャンペーンの目標 | 主な入札戦略 |
|---|---|
| 販売促進、見込み顧客の獲得、ウェブサイトのトラフィック | コンバージョン数の最大化、目標アクション単価 |
| 動画再生回数 | 目標広告視聴単価(tCPV) |
| リーチ(効率的なリーチなど) | 目標インプレッション単価(tCPM) |
| YouTube のチャンネル登録とエンゲージメント | 目標アクション単価(tCPA) |
販売促進などの目標では、アカウントのコンバージョン設定が必要です。リーチを選ぶと、さらに「効率的なリーチ」「スキップ不可のリーチ」「フリークエンシー目標設定」「広告シーケンス」「オーディオ リーチ」からサブタイプを選びます。広告シーケンスは、複数の広告を決まった順番で同じ人に見せて、ストーリーを伝える方法です。
私の結論
YouTube 広告は、決まった定価で買うものではなく、自分で決めた予算の中で配信されるものです。初めてなら、オークションでスキップ可能なインストリーム広告から始めるのが私のおすすめです。30秒見られるか操作されたときに課金される方式を選べば、興味のない人に飛ばされた分は払わずに済みます。最初の5秒で何の広告か伝わる動画を作ること、それが一番の節約です。
よくある質問
YouTube 広告はどうやって出しますか?
Google 広告で動画キャンペーンを作り、目標、予算、ターゲット、広告グループ、広告を順に設定します。広告に使う動画は YouTube にアップロードしておく必要があります。
YouTube 広告の費用はいくらですか?
決まった定価はありません。自分で設定した予算と入札の中で、広告の種類ごとの条件を満たしたときに料金が発生します。
スキップされた広告にも料金はかかりますか?
スキップ可能なインストリーム広告の広告視聴単価制では、30秒間見られたか、30秒前に操作されたときに料金が発生します。すぐにスキップされた場合はこの方式では料金がかかりません。
オークションと純広告の違いは何ですか?
オークションは入札で広告を買う方法、純広告は固定の CPM で目標の表示回数を買う方法です。
YouTube ショートにも広告を出せますか?
出せます。YouTube ショート広告は5秒以上の広告で、ユーザーはいつでもスキップできます。


