YouTube の広告が多すぎると感じる主な理由は、5分以上の動画では広告が2本連続で流れることがあり、8分を超える動画では途中にも広告を入れられるからです。さらに、収益化していないチャンネルの動画にも YouTube が広告を載せることがあります(2026年10月時点の YouTube ヘルプ)。
「最近 YouTube の広告が急に増えた」「長くなった」と感じる人は少なくありません。2026年10月に確認した YouTube の公式ヘルプをもとに、広告がどこに、どんな条件で出るのかを整理します。広告ブロッカーの話は別の記事にまとめているので、ここでは仕組みに絞ります。
動画の長さで変わる広告の出方
| 動画の長さ | 公式ヘルプにある広告の出方 |
|---|---|
| すべての長尺動画 | 再生前、再生後に広告が出ることがある |
| 5分以上 | 広告が2本連続で表示されることがある |
| 2分から8分 | スマホでは動画の横に視聴中表示広告が出ることがある |
| 8分を超える | 動画の途中にミッドロール広告を入れられる |
| YouTube Premium なら広告は出ませんか? | YouTube Premium にログインしていれば動画の広告は表示されません。YouTube Music Premium だけの場合や、ログインしていない状態では広告が出ることがあります。 |
2本連続の広告について、公式ヘルプは「広告による中断が減るため、長い動画をより快適に視聴できる」と説明しています。途中で何度も止まる代わりに、まとめて流すという考え方です。視聴中表示広告は動画を止めずに横に出る広告で、いつでも閉じられ、30秒操作がないと自動的に消えます。
収益化していない動画にも広告が出る理由
これは多くの人が知らない点です。公式ヘルプによると、クリエイターが収益化を有効にしていなくても、アップロードした動画に広告が表示されることがあります。理由は2つあります。
- 動画に他人が権利を持つコンテンツが含まれていて、その権利の所有者が広告の表示を選んだ場合。
- YouTube パートナー プログラムに参加していないチャンネルの動画に、YouTube が広告を掲載する場合。
つまり「このチャンネルは小さいから広告は出ないはず」とは言えません。昔に比べて広告に出会う動画が増えたと感じるのは、このためでもあります。
プレーヤーの外にも広告がある
広告は動画の再生中だけではありません。公式ヘルプでは、動画プレーヤーの外に出る広告として次の3種類を挙げています。
- 動画再生フィード広告: おすすめ動画の一覧に出る広告。スマホではプレーヤーの下、パソコンでは横に表示されます。
- 登録チャンネル フィード広告: スマホの「登録チャンネル」フィードの上部に出る広告。
- 視聴中表示広告: スマホで動画の横に出て、再生は止めない広告。
ショートでも、ショート動画の合間に、スワイプで飛ばせる動画や画像の広告が表示されます。これらはクリエイターが YouTube Studio で止められる種類の広告ではありません。
広告が人によって違う理由
同じ動画を見ても、家族と自分で流れる広告が違うことがあります。公式ヘルプによると、表示される広告は、視聴者の興味や関心、Google の広告設定、視聴したコンテンツ、ログインしているかどうかなどの情報をもとに選ばれます。ログイン中は、見た動画の種類、使っているアプリ、アクセスしたサイト、位置情報、年齢層なども使われます。
ひとつ誤解しやすい点があります。マイ アド センターでパーソナライズド広告をオフにしても、広告そのものがなくなるわけではありません。公式ヘルプによると、その場合は時間帯、現在地、直前に見た動画などをもとにした非パーソナライズド広告が表示されます。オフにして変わるのは広告の選ばれ方で、数ではありません。
もうひとつ、マイ アド センターで行った広告トピックやブランドの設定は、Google のサービスで表示される広告にだけ影響します。公式ヘルプによると、パートナーのサイトやアプリで表示される広告のパーソナライズには使われません。YouTube の外で見る広告まで同じように変わるわけではない点に注意してください。
広告を減らす、選ぶためにできること
- 合わない広告: 広告のその他アイコンか情報アイコンから「広告をブロック」を選ぶと、報告せずに表示を止められます。
- 広告の内容: Google アカウントの広告設定やマイ アド センターで、広告のトピックやブランドを調整できます。
- 広告そのもの: 公式ヘルプが案内しているのは、広告が表示されない有料メンバーシップの YouTube Premium です。
- 広告のように見えるカード: 動画の中の情報カードはクリエイターが付けるもので、広告ではありません。設定の「再生とパフォーマンス」でオフにできます。
広告ブロッカーを使ったときに何が起きるかは YouTube の広告ブロックは使える? で詳しく説明しています。Premium をやめるときの手順は YouTube Premium の解約方法 にあります。
Want AI doing the heavy lifting in your marketing?
I build the systems that handle the boring 80 percent, so you get your week back. Done properly, with the human kept in.
クリエイター側の広告設定
広告の量は、クリエイターの設定でも変わります。公式ヘルプによると、8分を超える動画では、ミッドロール広告の挿入位置を手動で入れるか、自動で入れるかを選べます。YouTube Studio の「コンテンツ」から複数の動画を選び、まとめて収益化や広告設定を変えることもできます。
逆に、収益化している動画でも、いつも広告が出るとは限りません。視聴したタイミングで表示できる広告がない場合があるからです。広告は動画のメタデータや、広告掲載に適した内容かどうかなどをもとに自動で選ばれ、人が1本ずつ選んでいるわけではありません。一部のパートナーは、自分のコンテンツに載せる広告を広告主に直接販売することもあります。
私の結論
広告が増えたと感じるのは気のせいではなく、長い動画ほど広告を入れやすい仕組みと、収益化していない動画にも広告が載る仕組みがあるからです。パーソナライズをオフにしても数は減らないので、そこに期待しすぎないこと。不快な広告は「広告をブロック」で一つずつ止めるのが、無料でできる一番確実な方法です。
よくある質問
YouTube の広告が2本連続で流れるのはなぜですか?
公式ヘルプによると、5分以上の長尺動画で広告が有効な場合、2件の動画広告が連続して表示されることがあります。中断の回数を減らすための仕組みです。
動画の途中で広告が入るのはどんな動画ですか?
8分を超える動画では、クリエイターがミッドロール広告を有効にでき、挿入位置を手動か自動で決められます。
収益化していないチャンネルの動画にも広告が出るのはなぜですか?
権利の所有者が広告の表示を選んだ場合や、YouTube がパートナー プログラムに参加していないチャンネルの動画に広告を掲載する場合があります。
パーソナライズド広告をオフにすると広告は減りますか?
減りません。時間帯や現在地、直前に見た動画などをもとにした非パーソナライズド広告が表示されます。
特定の広告だけを出なくできますか?
広告のその他アイコンか情報アイコンから「広告をブロック」を選ぶと、報告せずに表示を止められます。


