note の収益で手元に残る額は、売上から「事務手数料」「プラットフォーム利用料」「振込手数料」の3つを引いた額です。note 公式ヘルプの計算例では、1,000円の有料記事がクレジットカードで1回売れて、それだけを振り込むと585円になります。事務手数料は自分ではなく読者の決済手段で決まり、携帯キャリア決済だと15%かかります。
「note 収益 どれくらい」「note 収益化 難しい」と検索する人がいちばん驚くのは、売上と振込額の差です。この記事では note 公式ヘルプ(2026年10月に確認)の手数料表と計算例をそのまま使って、どこでいくら引かれるのか、どうすれば引かれる額を小さくできるのかを説明します。
引かれる3つのお金
| 手数料 | かかるタイミング | 金額や料率 |
|---|---|---|
| 事務手数料 | 購入ごと | 読者の決済手段によって5%から15% |
| プラットフォーム利用料 | 購入ごと | 売上から事務手数料を引いた額の10%(定期購読マガジンは20%) |
| 振込手数料 | 振込1回ごと | 270円 |
プラットフォーム利用料は、売上そのものではなく「事務手数料を引いた後の額」に掛かります。順番を間違えると計算が合わなくなるので注意してください。
読者の決済手段で変わる事務手数料
| 読者の決済手段 | 事務手数料 |
|---|---|
| クレジットカード | 5% |
| PayPay | 7% |
| Amazon Pay | 7% |
| noteポイント | 10% |
| PayPal | 6.5% |
| 携帯キャリア決済 | 15% |
同じ記事でも、読者がキャリア決済で買うとカードの3倍の事務手数料がかかります。これはクリエイターが選べるものではありません。なお、メンバーシップの会費はキャリア決済に対応しておらず、PayPal で払えるのは有料記事と有料マガジンだけです。
公式の計算例で確かめる
note のヘルプにある2つの例を表にしました。
| 項目 | 例1: カードで1件 | 例2: 4件(カード2、キャリア1、PayPay1) |
|---|---|---|
| 売上 | 1,000円 | 4,000円(1,000円の記事が4件) |
| 事務手数料 | 50円 | 320円(100円 + 150円 + 70円) |
| プラットフォーム利用料 | 95円 | 368円 |
| サービス利用料の合計 | 145円 | 688円 |
| 振込手数料 | 270円 | 270円 |
| 振込額 | 585円 | 3,042円 |
どちらの例も端数は小数点以下切り捨てで計算されています。例1と例2を比べると、振込手数料の重さがよく分かります。1件だけで振り込むと270円が売上の大きな割合を占めますが、4件まとめれば同じ270円で済みます。
損しない受け取り方
- まとめて振り込む。振込手数料は1回の振込ごとにかかるので、売上がある程度たまってから申請すると引かれる割合が小さくなります。
- 振込申請は取り消せないと覚えておく。note のヘルプでは、申請した後の取り消しはできません。
- 自動振込の設定を確認する。「お支払先」の自動振込申請設定をオンにすると、毎月7日に申請が行われます。月1回にまとまるので、うっかり何度も申請することがなくなります。
- 180日の預かり期限を過ぎない。売上は確定した日から180日間預けられます。期限を過ぎても1,000円未満なら Amazon ギフトカードで支払われ、このとき振込手数料はかかりません。ただし口座の情報に不備があると、売上が失効することがあります。
メンバーシップと定期購読マガジンの差
同じ月額制でも、メンバーシップのプラットフォーム利用料は10%、定期購読マガジンは20%です。さらに定期購読マガジンを開くには noteプレミアム(月額500円)への加入が必要です。毎月の収益で考えると、この差は小さくありません。
「note 収益化は難しい」と感じる理由
note には「何人から」という条件がないので、始めること自体は難しくありません。難しいと感じるのは、売上から手数料を引いた手取りが思ったより小さいことと、読者が自分でお金を払う形なので内容の価値がそのまま数字に出ることです。ほかのプラットフォームの仕組みと比べたい方は、広告で収益が決まる YouTube 収益の仕組み や、視聴回数で報酬が決まる TikTok 収益化の条件 も参考にしてください。
いつ振り込まれるかで手取りの計画が変わる
| 振込申請をした日 | 振り込まれる日 | 対象になる売上 |
|---|---|---|
| 毎月2日から20日 | 当月末(最終営業日) | 当月2日に確定済みの売上と過去の未払い分 |
| 毎月21日から翌月1日 | 翌月末 | 申請した時点で確定済みの売上と過去の未払い分 |
| 自動振込を6日までにオン | 当月末 | 7日に自動で申請された分 |
売上は発生した翌月2日に確定します。たとえば月の後半に申請すると、振込は翌月末までずれ込みます。月末が土日祝の場合は、その月の最終営業日に振り込まれます。手取りを使う予定があるなら、20日までに申請するのがいちばん早い受け取り方です。
チップも同じ計算で引かれる
読者が100円から100,000円まで送れるチップ(サポート)にも、有料記事と同じように事務手数料と10%のプラットフォーム利用料がかかります。チップは返金の対象外なので、受け取った後に取り消されることはありません。有料記事を買うときにチップを足してもらうこともできますが、キャリア決済の場合は記事の購入と同時にチップを送ることはできません。
税金と記録
記録は思ったより大事です。売上の数字と振込の数字が違うので、どちらを収入として扱うのかを最初に決めておくと、年末に慌てずに済みます。note は源泉徴収をしていません。手数料の内訳は、売上管理から売上一覧を CSV でダウンロードして確認できます。確定申告が必要かどうかは、税理士や税務署に確認してください。
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請求日や再加入のルールは、メンバーシップの解約・退会方法に詳しく書いています。
私の結論
私の結論です。note の手取りを増やすいちばん簡単な方法は、価格を上げることではなく、振込の回数を減らすことです。1回ごとの270円は、売上が小さいうちほど重く効きます。自動振込を使って月に1回にまとめ、手数料の安いメンバーシップを組み合わせると、同じ売上でも手元に残る額が変わります。
チップも同じ計算で引かれます。受け付けのオンとオフはnote チップの設定方法で説明しています。
よくある質問
note の手数料は何%ですか?
読者の決済手段による事務手数料が5%から15%、そこから残った額にプラットフォーム利用料が10%(定期購読マガジンは20%)かかります。振込のたびに270円の振込手数料もかかります。
1,000円の有料記事が売れたらいくら受け取れますか?
note の計算例では、クレジットカードで1件売れてそれだけを振り込むと585円です。複数の売上をまとめて振り込むと、振込手数料の割合は小さくなります。
キャリア決済で買われると手数料は高くなりますか?
高くなります。携帯キャリア決済の事務手数料は15%で、クレジットカードの5%の3倍です。
振込手数料はいくらですか?
振込1回ごとに270円です。売上をまとめて1回で振り込めば、手数料は1回分で済みます。
note の売上はいつまでに受け取ればいいですか?
売上が確定した日から180日間の預かり期限があります。銀行口座を登録して、期限内に振込申請をしてください。
チップにも手数料はかかりますか?
かかります。チップにも読者の決済手段による事務手数料と、10%のプラットフォーム利用料が差し引かれます。