YouTube の一定音量とは、小さい音と大きい音のバランスを保ちながら音量を自動で調整し、動画の音量を均一にする機能です。最初からオンになっていて、プレーヤーの設定アイコンからいつでもオフにできます。YouTube Music と公式ミュージック ビデオでは、もともとオフです(2026年10月時点の YouTube ヘルプ)。
「爆発音のシーンなのに迫力がない」「ささやき声が急に大きく聞こえる」と感じたら、一定音量が働いているのかもしれません。この記事では、2026年10月に確認した YouTube の公式ヘルプをもとに、一定音量の仕組みとオフにする方法をまとめます。
一定音量で起きること
一定音量は、動画の中で音の大きい部分と小さい部分の差を縮め、音量のばらつきを抑えます。セリフが聞き取りやすくなる一方で、映画や演奏のように音の強弱そのものを楽しみたい動画では、メリハリが弱く感じられることがあります。
| 項目 | 公式ヘルプの説明 |
|---|---|
| 最初の状態 | 動画を見るときはデフォルトでオン |
| 効かない動画 | 動画によっては使えない場合がある |
| 音楽 | YouTube Music と公式ミュージック ビデオではオフ |
| 切り替え | 動画を見ている途中でオン、オフできる |
一定音量をオフにする手順
端末によって、設定アイコンの場所が少し違います。
| 端末 | 手順 |
|---|---|
| パソコン | 動画の下部にある設定アイコンをクリックし、「一定音量」をオンまたはオフに切り替える |
| Android、iPhone、iPad | 動画の上部にある設定アイコンをタップし、「その他の設定」から一定音量をオンまたはオフにする |
| YouTube TV | 動画の下部にある設定アイコンをタップし、「一定音量」のチェックボックスをオフにする |
スマホでは、設定アイコンを押しただけでは一定音量の項目が出てきません。「その他の設定」の中に入っているので、見つからないときはそこを開いてください。
音声ブーストとの関係
一定音量とよく一緒に出てくるのが「音声ブースト」です。こちらは周りの音を抑えて人の声を強調し、会話を聞き取りやすくする機能で、パソコンやテレビで動画を見るときに使えます。
- 音声ブーストをオンにすると、一定音量は自動でオフになります。
- どちらがオンでも、小さい音と大きい音のバランスは保たれます。
- パソコンでは、動画の下部の設定アイコンから「音声ブースト」を切り替えます。
- テレビでは、設定アイコンから「音声」を選び、「音声ブースト」のチェックボックスで切り替えます。
つまり両方を同時に使うことはできません。セリフを聞きたいニュースやトーク動画なら音声ブースト、全体の音量差をならしたいなら一定音量、と目的で選びます。
クリエイター側の設定で使えないこともある
視聴者からは見えにくいポイントがもうひとつあります。YouTube は、視聴体験をよくするために音量レベルやサウンド ミキシングを自動で調整することがあり、一定音量や音声ブーストもその一部です。クリエイターはパソコン版の YouTube Studio で、今後アップロードする動画にこうした音質の改善処理を許可するかどうかを選べます。
チャンネル側で処理を無効にしていると、視聴者がその動画で一定音量などの機能を使えない場合があります。設定アイコンに一定音量の項目が出てこない動画があるのは、このためかもしれません。なお、この設定はすでにアップロードされた動画や広告には影響しません。
音声まわりでは、海外の動画が自動で吹き替えられる機能もあります。元の音声に戻したいときは YouTube オートダビング版とは を参考にしてください。
画質も自動で整えられている
一定音量と同じように、YouTube は画質を自動で高める処理をすることもあります。公式ヘルプが挙げているのは、明るさや色の調整、動画の明瞭さとシャープネスの向上、そして低い解像度でアップロードされた動画を HD で撮影したように見せる「高画質化」です。
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高画質化が使われた動画では、視聴者は画質設定で、高くなった解像度とアップロードされたときの元の解像度をいつでも切り替えられます。映像が不自然に見えると感じたら、画質設定を確認してみてください。
クリエイターが改善処理をオフにする手順
- パソコンで YouTube Studio にログインします。
- 設定アイコンから「チャンネル」、「詳細設定」を開きます。
- 「YouTube に音質の改善処理を許可する」のチェックボックスをオンまたはオフにします。
- 画質も同じ画面の「YouTube に画質の改善処理を許可する」で選び、「保存」をクリックします。
一定音量が効いていないと感じたときの確認順
- その動画が一定音量に対応しているかを確認します。動画によっては使えません。
- YouTube Music や公式ミュージック ビデオではないかを確認します。どちらも一定音量はオフです。
- 音声ブーストがオンになっていないかを確認します。オンだと一定音量は自動でオフになります。
- それでも項目がなければ、チャンネル側で音質の改善処理を許可していない可能性があります。
公式ヘルプには、どんな視聴者でも自分に合った方法で楽しめるよう、視聴者のユーザー補助設定が優先される場合がある、とも書かれています。チャンネルの設定よりも、聞こえ方を助けるための視聴者側の設定が優先されることがある、ということです。音が聞き取りにくくて困っている人は、まず端末のユーザー補助の設定もあわせて見直してみてください。
私の結論
夜に小さな音で見るときや、トーク中心の動画では、一定音量はオンのままで助けになります。音楽ライブや映画のように強弱を楽しみたいときだけ、設定アイコンからオフにすれば十分です。スマホでは「その他の設定」の中にある、という一点を覚えておけば迷いません。英語版の解説は YouTube Stable Volume(英語) にまとめています。
よくある質問
YouTube の一定音量はオンにしておくべきですか?
音量差をならしたい動画ならオンが便利です。音の強弱を楽しみたい映画や演奏の動画では、オフにしたほうが本来の迫力で聞けます。
一定音量の項目が見つからないのはなぜですか?
スマホでは設定アイコンの「その他の設定」の中にあります。また、動画によっては一定音量を使えない場合があります。
音楽を聴くときも一定音量は効きますか?
効きません。公式ヘルプによると、YouTube Music と公式ミュージック ビデオでは一定音量はオフになっています。
音声ブーストと一定音量は同時に使えますか?
使えません。音声ブーストをオンにすると、一定音量は自動的にオフになります。
一定音量を一度オフにしたら全部の動画でオフになりますか?
公式ヘルプでは、一定音量は動画の視聴中にオンとオフを切り替えられると案内されています。オフにしたあと別の動画で音量差が気になったら、設定アイコンで状態を確認してください。


