YouTube で詐欺広告を見つけたら、広告に表示されるその他アイコンか情報アイコンを選び、「広告を報告」をタップします。「メモリがいっぱいです」のようにシステム通知をまねた広告は、Google の広告ポリシーで禁止されているデザインです(2026年10月時点の YouTube ヘルプと Google 広告ポリシー)。
動画の前に「ウイルスに感染しています」「メモリがいっぱいです」と出てくる広告に驚いた人は多いはずです。2026年10月に確認した YouTube の公式ヘルプと Google の広告ポリシーをもとに、こうした広告への正しい対処を整理します。
詐欺広告を報告する手順
- 広告が表示されている間に、広告のその他アイコンか情報アイコンを選びます。
- 「広告を報告」を選びます。
- 画面の案内に沿って、報告の理由を選んで送信します。
広告が消えてしまった場合は、YouTube ヘルプにある報告フォームに情報を入力して送ることもできます。報告を受けた広告は YouTube のチームが審査し、必要に応じて対応します。
広告のことで YouTube のサポートに問い合わせるときは、公式ヘルプが挙げている情報を伝えると話が早く進みます。表示された広告のタイプ(動画の前の広告、動画の途中の広告、トップページの広告など)、表示された場所(youtube.com、モバイルアプリ、テレビ、ゲーム機)、動画へのリンク、表示されたおおよその日時です。
テレビでは報告できない
ここは意外な落とし穴です。公式ヘルプによると、表示されている広告から直接報告する機能は、YouTube のモバイル版とパソコン版でのみ利用できます。テレビで怪しい広告を見たときは、広告の内容をメモしておき、スマホかパソコンからフォームで報告してください。
報告とブロックの違い
| 操作 | 何が起きるか | 向いている広告 |
|---|---|---|
| 広告を報告 | YouTube のチームが広告を審査する | 詐欺、偽の警告、ポリシー違反の広告 |
| 広告をブロック | 報告せずに、その広告の表示を止める | 単に好みに合わない広告 |
| 詐欺広告を出した広告主はどうなりますか? | Google の広告ポリシーでは、不実表示の違反が判明すると Google 広告アカウントが事前の警告なく直ちに強制停止され、再び広告を掲載することは許可されません。 |
「広告をブロック」は、その他アイコンか情報アイコンから選べ、マイ アド センターで表示される選択肢です。詐欺の疑いがある広告は、ブロックで自分の画面から消すだけでなく、報告して他の人に出なくすることが大切です。
Google の広告ポリシーで禁止されている広告
Google の広告ポリシーの「不実表示」では、広告を操作していることが分かりにくい「誤解を招く広告のデザイン」として、次のようなものを禁止しています。
- システム通知やダイアログ ボックスを模倣したデザイン
- ボタンや入力欄のように見えて、実際には機能しない要素
- 実際には存在しない機能をあるかのように見せるアイコンや矢印
- 広告の内容とリンク先のページやアプリの内容が一致していないもの
- 広告であることが明確に示されていないもの
また、死、事故、病気などを取り上げて恐怖や罪悪感をあおり、すぐに行動するよう促すクリックベイト広告も許可されていません。スマホのメモリ不足やウイルス感染を知らせるように見える広告は、こうした禁止事項に当てはまる可能性が高い広告です。
Google の広告ポリシーでは、不実表示への違反はきわめて深刻かつ悪質なものとして扱われます。違反が判明すると、その広告主の Google 広告アカウントは事前の警告なく直ちに強制停止され、その後に広告の掲載が再び許可されることはありません。一度の報告で終わる話ではなく、広告主ごと締め出す仕組みにつながっているということです。
広告の審査は完璧ではない
公式ヘルプによると、YouTube は人による審査と自動システムを組み合わせて、広告がポリシーに沿っているかを確認しています。それでも、審査が必ずしも正しいとは限らないと YouTube 自身が認めています。だからこそ、視聴者からの報告が意味を持ちます。
一方で、現在の広告ポリシーで許可されている制限付きのコンテンツを宣伝する広告が表示されることもあります。好みに合わないだけの広告は、報告ではなくブロックや広告設定で調整するのが向いています。広告を減らす公式の方法は YouTube の広告ブロックは使える? で説明しています。
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怪しい広告を押してしまったら
広告の中の「OK」や「削除する」のようなボタンを押してしまっても、慌てずに画面を閉じてください。リンク先でアプリのインストールやアカウント情報の入力を求められても、応じないことが大切です。Google アカウントのパスワードを入力してしまった場合は、すぐに変更してください。アカウントに入れなくなったときの手順は YouTube にログインできない原因と対処法 にまとめています。
報告先を間違えやすいケース
- 自分の動画が誰かの広告に使われている: 公式ヘルプは、クリエイター サポートチームへの問い合わせを案内しています。
- 動画の中で出演者が商品を紹介している: 広告枠ではなく動画の内容なので、広告の報告ではなく動画の報告の対象です。
- 動画の上に出る小さな枠: クリエイターが付けた情報カードのことがあり、広告ではありません。
- 合わない広告が何度も出る: マイ アド センターや Google アカウントの広告設定で調整します。
報告する前に、それが本当に広告なのかを見分けるだけで、対処はぐっと早くなります。広告には、その他アイコンか情報アイコンが付いています。
私の結論
「メモリがいっぱいです」と動画の前に出てくる警告は、スマホからの通知ではなく広告です。システム通知をまねたデザインは Google のポリシーで禁止されているので、見つけたら迷わず「広告を報告」を押してください。テレビでは報告できないので、そのときはスマホから。報告の数が、次の人を守ります。
よくある質問
YouTube の詐欺広告はどうやって報告しますか?
広告に表示されるその他アイコンか情報アイコンを選び、「広告を報告」を選びます。報告フォームから送ることもできます。
「メモリがいっぱいです」と出る広告は本物の警告ですか?
動画の前後に流れるものは広告です。Google の広告ポリシーでは、システム通知やダイアログ ボックスを模倣したデザインの広告は禁止されています。
テレビで見た広告を報告できますか?
表示されている広告から直接報告する機能は、YouTube のモバイル版とパソコン版でのみ利用できます。テレビで見た場合は、スマホかパソコンからフォームで報告します。
報告とブロックは何が違いますか?
報告すると YouTube のチームが広告を審査します。ブロックは、報告せずにその広告の表示を自分の画面で止める操作です。
報告した広告はすぐに消えますか?
報告を受けた広告は YouTube のチームが審査します。審査は人と自動システムを組み合わせて行われます。


