YouTube ショート 収益は、ショート フィードの広告収益をいったん国ごとに集めた「クリエイター プール」から、あなたのエンゲージ ビュー数の割合に応じて配分され、そのうち45%があなたの取り分になります。動画に音楽を使うとプールに入る額が減りますが、あなたへの配分の割合と45%の取り分は変わりません。
ショートは長尺動画と稼ぎ方がまったく違います。広告は動画の前後ではなく、ショート フィードの動画と動画の間に流れるからです。この記事は2026年10月に読んだ YouTube 公式のショート収益化ポリシーをもとに、計算の流れを順番に説明します。
ショート収益が決まる4つのステップ
- その月にショート フィードの動画の間で流れた広告の収益を合計する
- 音楽の使用状況に応じて、クリエイター プールと音楽ライセンス費用に分ける
- クリエイター プールを、国ごとの収益化クリエイターのエンゲージ ビュー数の割合で配分する
- 配分された額の45%をクリエイターが受け取る
音楽を使うとどう変わる?
| ショートに使った音楽 | クリエイター プールに入る割合 | 音楽ライセンスに回る割合 |
|---|---|---|
| なし | 全額 | なし |
| 1曲 | 2分の1 | 2分の1 |
| 2曲 | 3分の1 | 3分の2 |
ここで多くの人が誤解しているのは、音楽を使うと自分の取り分が減るという考えです。実際には、プール全体に入る額が減るだけで、あなたのエンゲージ ビューは100%配分の計算に入り、45%という取り分も同じです。
YouTube 自身の計算例
公式ヘルプの仮の例です。国Aでその月のショートのエンゲージ ビューが合計1億回、ショート フィードの広告収益がUS$100,000だったとします。そのうち20%のショートが音楽を1曲使っていたため、クリエイター プールはUS$90,000、音楽ライセンスにUS$10,000が回ります。
あなたのショートが100万回のエンゲージ ビューを得たなら、プールの1%にあたるUS$900が配分され、その45%のUS$405があなたの収益になります(YouTube の公式例、2026年10月に確認)。国ごとに計算されるので、どの国の視聴者に見られたかで結果が変わります。
ショートだけで YPP に入る道
そもそもショートの収益を受け取るには、YouTube パートナー プログラムに入っている必要があります。ショート中心のチャンネルには、ショート専用の参加基準があります。
| 条件 | 数字 | 数える期間 |
|---|---|---|
| チャンネル登録者 | 1,000人 | その時点 |
| 対象となるショートの視聴回数 | 1,000万回 | 直近90日 |
非公開、限定公開、削除したショートの視聴、広告キャンペーン経由の視聴、ショート フィードに表示された画像投稿は、この1,000万回に入りません。
収益にならないショートの視聴
- 自動のクリックやスクロールのボットによる人為的な視聴
- 広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに合わないショートの視聴
- ショート収益化モジュールに同意する前に集まった視聴
もうひとつ大事な点として、1分を超えるショートに申し立てを受けたコンテンツが含まれていると、そのショートはブロックされて収益化の対象になりません。音楽の使い方に迷う方はショートで著作権のある音楽は使えるか(英語)も確認してください。
なぜ1本ごとではなくプールで分けるのか
ショートは長尺動画と広告の出方が違い、広告は特定の動画の横ではなく、フィードの動画の間に流れます。そこで YouTube は、広告収益をまとめてから、エンゲージ ビューの割合で配分する方法を選びました。広告がたまたま隣に出た動画だけが得をするのではなく、ショートを作っている収益化クリエイター全員に届ける仕組みです。音楽ライセンスの複雑さも、この方法でまとめて処理されます。
YouTube Premium の収益も45%
ショート フィードの広告だけでなく、YouTube Premium(Premium Lite を含む)の純収益のうち、ショートの収益化クリエイターに割り当てられた分からも、45%が支払われます。配分は国ごとの、有料会員によるショート視聴の割合で決まります。
他の人の動画を取り込んだショートやリミックスでは、プールからの配分の計算で、視聴がアップロードした人と元の権利者で分けられることがあります。ただし、プールに入る額を減らすのは、YouTube の音楽パートナーの楽曲か Dream Track で作った音楽を使った場合だけです。
2027年2月からの変更
2027年2月1日から、毎月のショート広告と YouTube Premium の収益を受け取るには、直近90日で対象となるショートの視聴回数が1,000万回以上必要になります。この90日は、収益を計算する月の前の月の15日で終わる期間で数えられます。
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同じ日から、5チャンネル以下の小さなグループに向けたショート広告は、その広告の純収益の45%をクリエイターが直接受け取れるようになります。
| 項目 | 今 | 2027年2月1日から |
|---|---|---|
| 毎月の収益を受け取る条件 | ショート収益化モジュールへの同意 | 直近90日で1,000万回以上の対象ショート視聴も必要 |
| チャンネル指定の広告 | クリエイター プールのみ | 5チャンネル以下の指定広告は純収益の45%を直接受け取り |
ライブ配信の仕組みが気になる方は、YouTube ライブ配信の仕組みを解説した記事もあわせて読んでみてください。
私の結論
ショートで稼ぐなら、1本の大ヒットより、収益化した国の視聴者に見られ続けることが効きます。配分は国ごとのビュー数の割合で決まるからです。音楽は遠慮せず使ってかまいません。あなたの取り分の割合は変わりません。そして2027年2月からは1,000万回の条件が毎月の収益にもかかわるので、今のうちに90日ごとの視聴回数を記録しておくことをおすすめします。数字の推移を見ておけば、どの月に条件を外れそうかが前もって分かります。どの国から見られているかはショートのアナリティクスの見方(英語)で確かめられます。
よくある質問
YouTube ショートは1再生いくらですか?
決まった単価はありません。国ごとのクリエイター プールから、エンゲージ ビュー数の割合で配分され、その45%が取り分になります。
ショートに音楽を使うと収益は減りますか?
プール全体に入る額は減りますが、あなたへの配分の割合と45%の取り分は変わりません。1曲ならその視聴の収益の半分、2曲なら3分の1がプールに入ります。
100万回再生でいくらになりますか?
国や月によって違います。YouTube の例では、国Aで100万回のエンゲージ ビューに対してUS$405でした(2026年10月時点の公式例)。
ショートの収益はいつから発生しますか?
ショート収益化モジュールに同意した日から、対象となるショートの視聴が収益分配の対象になります。同意する前に集まった視聴は対象外です。
1分を超えるショートも収益化できますか?
申し立てを受けたコンテンツを含む1分を超えるショートはブロックされ、収益化の対象になりません。
2027年からショートの収益化条件は変わりますか?
2027年2月1日から、毎月の収益を受け取るには直近90日で1,000万回以上の対象ショート視聴が必要になります。

