ChatGPTが使えないときは、まずOpenAIの公式ステータスページで障害が出ていないかを見て、次に別の端末や別の回線で試します。他の端末では使えるなら原因はあなたの環境にあり、どこからでも使えないならサービス側の障害の可能性が高いです。
障害が原因なら、こちらにできることはあまりありません。ただ、「ChatGPTが使えない」と感じたときの原因は、サービス側の不具合だけではありません。ブラウザの古い保存データ、VPN、拡張機能、アプリの古いバージョンなど、手元の設定が原因になっていることも少なくありません。このページでは、切り分けの順番、エラー表示ごとの対処、待っている間に使えるツール、作業内容を失わないコツを順番にまとめます。
公式ステータスページは英語で表示されることが多いですが、各サービスの状態が色や短い語で示されるので、細かい文章が読めなくても大まかな状況はつかめます。表示や名称は変わることがあるので、見つからないときは「OpenAI status」などで検索してみてください。
まず30秒で確認すること
焦って何度も再読み込みする前に、次の順番で確認すると、障害なのか自分の環境なのかが早く分かります。
- OpenAIの公式ステータスページを開きます。アドレスを手入力するより、検索して公式のページを選ぶほうが安全です。ChatGPTに関する項目に異常の表示があれば、サービス側の障害です。
- 別の端末か別の回線で試します。スマホで使えないならパソコンで、Wi-Fiで使えないならモバイル回線で開いてみてください。どれか一つでも使えるなら、原因は使えなかった側の環境にあります。
- アプリを最新版に更新し、ブラウザなら再読み込みします。更新が溜まっているだけで動かなくなることがあります。
- SNSや障害情報の投稿サイトで、同じ報告が増えていないかを見ます。短い時間に報告が集中していれば、広い範囲の障害の可能性があります。
- 一度ログアウトして、もう一度ログインします。ログイン状態が壊れているだけのときは、これで直ることがあります。
手順や考え方をもう少し詳しく知りたいときは、障害かどうかを確認する方法(英語)も参考になります。
エラー表示ごとの原因と対処
表示される文言は時期やバージョンによって変わります。次の表は、よくあるパターンの目安です。文言が少し違っても、意味が近いものを探してみてください。
| エラー表示 | よくある原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 混雑しているという表示 | 利用が集中していて、一時的に受け付けられない状態 | 数分あけてからもう一度試す。何度も連打しない |
| 何か問題が発生したという表示 | サービス側の一時的な不具合、または通信の途切れ | 再読み込みして、同じ操作をもう一度試す。直らなければステータスページを確認する |
| ネットワークエラー | 回線の不安定さ、VPN、会社や学校のネットワークの制限 | Wi-Fiとモバイル回線を切り替える。VPNを切って試す |
| 短時間にリクエストが多いという表示 | 送信の回数が短い間に多くなっている | 少し時間をあけてから、まとめて一つの質問にして送る |
| 会話を読み込めないという表示 | 履歴の読み込みの失敗、または一時的な障害 | ページを再読み込みする。別の端末で同じ会話が開けるか確かめる |
| ログインできない、または何度もログイン画面に戻る | ブラウザのCookieの不具合、認証の途中での中断 | シークレットウィンドウで開く。Cookieを消してから再ログインする |
| 画面が真っ白で止まる | 拡張機能の影響、キャッシュの破損 | 拡張機能を一時的にオフにする。キャッシュを消す |
自分だけ使えないときの対処
ステータスページに異常がないのに自分だけ使えないなら、手元の環境を一つずつ確認します。上から順に、簡単なものから試してください。
ブラウザのキャッシュとCookie
古い保存データが残っていると、画面が正しく読み込まれないことがあります。まず、シークレットウィンドウ(プライベートウィンドウ)で開いてみてください。そこで使えるなら、普段のウィンドウのキャッシュとCookieが原因です。ブラウザの設定にある「閲覧履歴データの削除」などの項目から、ChatGPTのサイトの分だけ消すと、他のサイトのログイン状態を保てます。メニューの名前が違って見えるときは、設定画面で「キャッシュ」や「Cookie」という言葉を検索してください。
VPNとセキュリティ設定
VPNを使っていると、接続元が不安定に見えて、サービス側に制限されることがあります。VPNを切って試して、使えるようになったら、VPNの接続先を変えてみてください。会社や学校のネットワークでは、そもそも接続が制限されていることもあります。その場合は、管理している人のルールに従い、勝手に回避しようとしないでください。
ブラウザの拡張機能
広告をブロックする拡張機能や、翻訳、セキュリティ系の拡張機能が、画面の動きを邪魔することがあります。拡張機能をすべてオフにして試し、使えるようになったら、一つずつオンに戻して原因を探します。
ログインまわりとアプリ
パスワードを入力しているのに先に進めないときは、ログイン方法(メール、Googleアカウントなど)が以前と同じかを確認してください。入口を間違えると、別のアカウントとして扱われることがあります。アプリで起きているときは、アプリを一度完全に閉じてから開き直し、それでも直らなければ、最新版へ更新します。端末の再起動で直ることもありますが、使用中の作業がある場合は、保存してから行ってください。
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復旧を待つ間に使える代替ツール
障害が長引きそうなときは、別のAIツールで作業を進める手もあります。それぞれ得意なことが違うので、目的に合わせて選んでください。
- Claude:長い文章の読み込みや、文章の推敲に向いています。丁寧な文章を作りたいときに使いやすいです。
- Gemini:Googleのサービスとつながりやすく、検索に近い調べものや、Googleアカウントで使い慣れている人に向いています。
- Microsoft Copilot:WindowsやMicrosoftの仕事用ソフトと一緒に使いたい人に向いています。
無料で使える範囲や利用条件は変わるので、使う前に各サービスの最新の案内を確認してください。ほかの選択肢を比べたいときは、ChatGPTの代わりに使えるツール(英語)にまとめています。アカウントの登録が必要なことが多いので、障害が起きる前に一つ用意しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
作業内容を失わないコツ
障害の最中は、送信した内容や途中の回答が消えることがあります。次の習慣があれば、被害を小さくできます。
- 長い文章を送る前に、メモアプリやドキュメントに下書きを保存しておく。
- 大事な回答が出たら、その場でコピーして別の場所に貼っておく。
- よく使う指示文(プロンプト)は、自分用のメモにためておく。障害のあとでも、別のツールですぐ使える。
- エラーが出たときに、同じ内容を何度も送り直さない。重複して送ってしまうことがある。
- 仕事の締め切りが近いときは、ChatGPTだけに頼らず、手作業でも進められる形にしておく。
なお、会話に個人情報や社外秘の内容を入れるのは避けてください。障害の有無にかかわらず、入力する内容は慎重に選ぶのが基本です。
よくある質問
ChatGPTの障害はどのくらいで直りますか?
規模や原因によって違うので、一概には言えません。短時間で戻ることもあれば、しばらく不安定な状態が続くこともあります。公式ステータスページで状況を確認しながら、数分おきに少しずつ試すのがおすすめです。
自分だけChatGPTが使えないのはなぜですか?
ブラウザのキャッシュやCookie、VPN、拡張機能、アプリの古いバージョンなど、手元の環境が原因のことが多いです。シークレットウィンドウで開く、別の端末や回線で試す、の二つで、原因がかなり絞れます。
障害のあとで、過去の会話の履歴は戻りますか?
多くの場合、障害が収まると履歴も表示されるようになります。ただし、必ず戻るとは約束できないので、大事な内容は障害の前後にかかわらず、別の場所にコピーして保存しておくと安心です。
有料のプランでも障害は起きますか?
サービス側の障害は、有料プランの利用者にも影響することがあります。障害の影響を受けるかどうかは、プランよりも、その時々の障害の範囲によって変わります。


